第7回

一年目の教師は教科指導の力をつけるのが第一なので、
部活動の指導は「お手伝い」が原則だ。
僕は水泳部の補助をすることになった。
プールに行ってみて感じたのは、部員たちに、
「覇気がない、元気もない、」ということだった。
声が全然出てなかったので、まず、
「声を出して励まし合っていこう!」と提案した。
「声を出せ!」といってもなかなか出るものではない。
「何度も同じことを言わせるな!!」と、厳しく言ったりして、
一週間くらいで、みんな声が出るようになった。
僕は、「授業と部活動では生徒たちの勉強することが違う。」
と思っている。
授業は楽しくやって、生徒を笑わせたりしている僕が、
部活のときは「こわい」と言われる。
僕自身が水泳と厳しく接してきているせいもある。また、
プールでふざけられると困るという面もある。目が見えず、
安全管理ができない分、厳しくするところはしなければならない。
五歳で水泳を始めてから十八年、僕はずっと水泳と一緒にいた。
継続は力なりで、学んだことは一つや二つではない。
努力した分、必ず成績が伸びて、決して自分を裏切らない。
水泳は確かで素晴らしいものだ。
勝つためにはどうしたらいいかを共に考え、そして、
自分自身に勝てる選手にしてあげたい。
あと二か月したら、中学校の地区大会がある。
三年生はそこで負けたら部活動が終わる。
勝てば、県大会、全国大会と続いていく。
僕は中学三年のとき、「一日でも長く部活動をしていたい。」と思って、
がんばって、県大会出場の夢を果たした。
みんなにもそうさせてあげたい。
僕の持っている力と、いままで培った知識と経験で、
これまで以上の成果が出せるようにしてあげたい。

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