第1回

中学教師になって二年が過ぎた。二年間、一年生の副担任だったが、
二年目は随分いろんな経験をさせてもらった。
去年四月、一年四組の担任の男性教師は僕に言った。
「河合君は副担任だけど担任のつもりで思い切ってやりなよ。
責任は自分が取るから。」
入学式の生徒入場のときは、僕も担任と一緒にクラスを先導した。
教室で生徒と保護者に初めて話をするときは、僕が先だった。
担任は、二人で一緒にやっていくんだ、ということを、最初からはっきり示してくれた。
三者面談は四者面談になり、家庭訪問も二人で行った。
僕は恵まれた副担任だった。
僕のクラスは職員室で「アニマル軍団」とか「河合純一と愉快な仲間たち」と、
言われるくらい元気で、体育祭も合唱コンクールも優勝した。
三学年十二クラスの中で両方優勝したのは一年四組だけ。
よかったなあ。みんなの力、担任の先生の力だった。
三月十八日の終業式。僕は最後に、僕のモットーでもある、
「楽しく生きる」ということについて話した。
「楽しい」というのは、自分一人だけが楽しいのでなく、自分も含めて、
だれもが楽しいことだと僕は思っている。だから絶対に、
いじめはなくすように、楽しさとともに正しさを身につけてほしいと言った。
こんどは三年目。
昨年度の経験をさらにステップアップすることが僕に求められている。

アクセス
Total: 74807
カレンダー
2010 年 9 月
« 8 月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  
Twitter