第28回
二十一世紀の幕が開けた。
といって何が変わるわけじゃない。二〇〇〇年のときも「ミレニアム」と騒いだけど、
いざなってみると「世紀末だからって何か変わった?」てな感じだった。
実は僕はこういうイベント的な節目が大好きなんだ。
クリスマスにしても年末年始にしてもすごく楽しみにしてる。
新世紀はそんな年一回のよりはるかにビッグ。
なんといっても百年に一回だからね。
でも大事なのは、それで何が変わるかじゃなく、それを一つのきっかけにして
本人がどう変わるか、ということだと思ってる。
よく僕の中学のときの先生が言ってた。
「人間、生まれてきたときはこぶしを握ってるけど、やがて手を広げる。
そのとき、今までつかんでいた幸せがこぼれ落ちる。
人間はそれを拾い集めるために生きてるんじゃないか」。
新世紀が誕生した今、不思議と思い出す言葉なんだ。
新世紀誕生--これを僕は自分自身が変わるきっかけにしよう。
自分の夢を見つける手立てにしよう。
きっと多くの人の中に、この世紀にかける夢が生まれているはず。
中学生一人ひとりにも思い描いてほしいな。
「なるようになる」っていうのと、「目指している」というのとは、全然違うっすからね。
指差した方向を目指していく方が断然パワーがあるものなんだ。
僕は水泳が好きなので一生続けていきたいと思っているけど、
とりあえず二〇〇三年の静岡国体に向けて泳ごうかな。
教員としては、子どもたちをちゃんと卒業させて、彼らが二十歳になって夢がもう少し見えてきたころに、
そんな夢の話をしたいな。
そのために今、子どもたちと一生懸命かかわって、「夢」という花の種まきをしよう。
あと、僕は今年二十六歳になる。
まあ今世紀中くらいには結婚したいなぁ・・と、思ってます。