第2回

- 障害者スポーツに思う -

ぼくは、20年以上続けていることがある。それは、水泳である。これは、生きている限り、いや、死後も泳ぎ続けていたいと考えている。  根本的に水が好きなのだ。
みなさんは、パラリンピックを知っているだろうか。オリンピックの同年、同地で開催されるもう1つのオリンピック、障害者スポーツの祭典である。ぼく は、92年バルセロナから2000年シドニーまでの3大会に出場している。ここ数回は、競技志向が高まり、商業主義化も進んできていることを感る。オリン ピックでの競技数の削減が議論されるように、パラリンピックの参加者数を抑えていこうという考えも示されている。
オリンピックとパラリンピックとの関係は密接になってきている。IPC(国際パラリンピック委員会)の会長がIOC(国際オリンピック委員会)の役員に 入るなど、関係強化が進められている。しかし、日本はどうだろうか。組織的な関係は、非常に軽薄である。 そのため、財政的なバックアップがないことで、障害者のスポーツは基盤が安定せず、選手、関係者の自助努力に頼らざるを得ないのが現状である。また、マス コミの扱いは、どうだろうか。新聞、ニュースでも、障害者アスリートは、スポーツ番組、スポーツ面にて紹介されることは、ほとんどない。メディアの方々に は、意識改革することで、国民の見る目を養っていただきたい。
ぼくは、指をくわえて見ているだけではない。自分にできることとして、本の執筆、ホームペジの開設などを行ってきた。そして、映画にも挑戦した。パラリ ンピックの存在を認知してもらい、自らの限界に挑戦するというスポーツの原点を見直してもらえたらと願っている。

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