第1回

ぼくはこの四月から、静岡県の中学校で社会科の教師として、
みんなと同じ中学生の前に立つことなる。
教室でおきたことや、ぼくが考えたり、
感じたりすることを書いていきたいと思う。
第一回は「 どんな先生になりたいか」ということを伝えようと思う。
ぼくはいま、目が見えない。みんなと同じ中学生のころに、
まったく見えなくなった。
でも、 小学生のころから思っていた「学校の先生になりたい」
という気持ちに変化はなかった。
みんなは「なぜだろう」と思うかもしれない。
でも、ぼくにとっては、それが普通だった。
目が見えなくなったからといって、
ぼくが河合純一でなくなってしまうわけではないからだった。
おそらく、みんなの周りには、
ぼくのように目が見えない先生はほとんどいないだろう。
それどころか、目が見えない友達や、
車いすに乗らなくては生活できない友達というのもいないだろう。
だから、そのような人のことがよく分からないんだと思う。
だれもが楽しく生きたいだろうし、
学校が楽しいところであってほしいと願っているだろう。
どうしたらそんな人生が送れるかということを、自称「楽しく生きている」
ぼくが、教壇やこの紙面を通して伝えられればこれほどうれしいころはない。
四月からやっと先生の一年生なのだから、
ベテランの先生のように授業が展開できないだろう。
でも、生徒と共に楽しい授業、楽しい学校をつくっていきたい。
ぼくにしかできない方法で、何事からも逃げることなく、がんばるつもりだ。
なぜなら、そうすることが、ぼくの夢の一つだから。
文章を書くのが得意ではないけれど、
読みやすいものになるように努力します、
ご意見、ご質問お待ちしてます。

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